最近聴いてる音楽!3
最近はChilli Beans.を聴いてます!とてもカッコよくて、ハマりました。
好きなポイントについて書きます。
音楽性
「Lemonade」を聴いてすぐピンときました。こういうバンドの登場をずっと待っていた!と。
ビートとメロディが綺麗に噛み合っていて、ボーカルもちゃんとバンドアンサンブルに組み込まれてる感じ。
Chilli Beans.の曲において重要なのはリズムであって、歌詞の内容に深い意味はないし、「歌+伴奏」な歌謡ロック(歌モノ)になっていないので聴き心地が良い。
影響元
「歌モノを回避したJ-POP」というだけでは珍しくないので、特別だと感じた、こういうバンドの登場をずっと待っていたと思った、理由があるはずだ!と考えて調べてみました。
たくさんのインタビューが公開されてますが、特にこの2つ。
影響を受けた音楽のレンジが広い!そもそもシンガーソングライター志望の3人が組んだバンドで、
- 1人は元々YUIが好きで最近はメラニー・マルティネスを聴いてる
- 1人はミュージカルが音楽を志すきっかけで今はVulfpeckのジョー・ダートに憧れてる
- 1人はThe 1975が大好きで今はジョン・メイヤーやジミ・ヘンドリックスがお気に入り
と、ルーツから今の好みまで、ジャンルも年代もバラバラ。でも、このバラバラな拡がり方って、サブスクでの雑多な聴き方と妙にマッチしていて、リスナー目線で謎に強く共感してしまった(笑)。
メラニー・マルティネスを知らなかったので聴いてみた!これもめっちゃカッコいいです🤟
レッド・ホット・チリ・ペッパーズのリアタイ世代じゃないのに、バンド名の由来が「3人ともレッチリに衝撃を受けたから」っていうのも逆に今の時代っぽい気がします。
レッチリも名前しか知らないので聴いてみた。良いな。
まとめ
海外のロック・ポップスを幅広く吸収して、かといって変に「洋楽コンプ」みたいなものもなく、自然体のまま訴求力のあるJ-POPを生み出すロックバンド、それはサブスク普及以降に登場したChilli Beans.だからこそ。
…と大仰な言い方をしたけど、好きな音楽が自分と同じで、自分好みの音を出していて、たぶん歳も近そうで、勝手に親近感湧いて好き、っていうのが一番デカいっす✋
これ、ギターのLilyさんのインスタなんですけど、Boygeniusを推してくるの最高じゃないですか?チリビのメンバー編成的に。
メンバー編成でいえば、チリビを聴いたとき、Haimを知ってる人はサウンド的にも絶対に連想するし、メンバーも知らないとは思えないよな〜と思ったらオマージュっぽいMVを発見。
いつか大きなステージで観てみたい!とりあえず武道館行くか…。
King Gnuのコンサートに行った
「King Gnu Stadium Live Tour 2023 CLOSING CEREMONY」6月4日(日)日産スタジアム公演に行きました。
酷い内容だったので、文句を言うために日記を書きます。酷かったのは「音響」と「井口理」の2点です。
音響
PAの知識ゼロですが、素人が聞いても壊滅的に音が悪かったと思います。基本的にノイズ、というか騒音しか聞こえず、たまに聞き取れる歌のメロディでどうにか曲を判別できるレベルでした。
野外で良い音響を作るのが難しいことは想像がつきますが、6年前に日産スタジアムでBUMPを見たときは音が悪いとは思わなかったし、サマソニで同じステージの他の出演者と比べてKing Gnuだけ異様に音が小さくてショボかったことからも、やっぱりKing Gnuの音響チームがダメなのでは、と思いました。
メンバー個々のスキルも高いバンドなのに、本当にもったいないです。
井口理
サマソニで「マネスキンで〜す」とか言って白けたことも記憶に新しいですが、今回もMCが最悪で(歌うとき以外口閉じてろよ…)と思いました。
ツアーの前に、神妙な顔で好きなアダルトビデオについて語る動画をインスタに投稿していて、その時点で意味不明で怖かったのですが、この日のMCで「よく職質される」という話から唐突に「冤罪は怖い」とか言い出して、観客に「冤罪!冤罪!」というコールを要求してました。
意図が分からなすぎて不気味だったけど、本人は面白いと思ってるのかな…。
意味不明なことを言ってるだけならまだ良かったのですが、その後観客の容姿をからかっていて心底不快でした。
「お客さんと絡もうかな〜」とか言ったあとに客席を指差して「ハゲー!」と。本人はヘラヘラ笑ってたけど、演者が観客を笑いものにするって、マジであり得ない。🤮
本人の意思でどうすることもできない要素について貶したりからかうのはもちろん、不用意に褒めることも避けるべき、って当たり前の感覚だと思ってました。
せっかく素晴らしい歌唱力を持っていて、音源で聴く歌はすごく好きなのに、「残念」としか言いようがないです。
すぐ隣に、余計なことは一切言わず、自分の想いはすべて音楽で表現するかっこいいミュージャンがいるのにね…。
※余談ですが※
曲は良いのにメンバーの言動が良くないバンドといえば、サマソニでKing Gnuの次に出演した某バンドもフロントマンが最悪な言動を繰り返していますが、ライブパフォーマンスは素晴らしいので、引き裂かれるような思いで単独公演を観ました…。
その点King Gnuのコンサートは音響面のクオリティも低くて、今回のことで井口理がメンバーにいるうちは絶対にKing Gnuのコンサートを観たくない、とスッパリ言い切れますね。
マジでチケット代返してほしい。
良いバンドではある
King Gnuの音楽は1stからずっとかっこよくて好きです。最近だとアジアの何かの音楽賞?の授賞式でのパフォーマンスが素晴らしいです。「一途」のイントロのアレンジが鳥肌もの。
イヤホンから聴こえるこのクオリティをコンサートで聴きたいんですよ…。
ファンの間でたびたび話題になる「アルバム5枚目で解散説」のインタビュー記事、ちょうど自分がKing Gnuを知ったくらいのタイミングで公開されたもので、リアルタイムで読みました。
https://www.cinra.net/article/interview-201901-kinggnu
当時から冗談半分って言ってるし、つい最近も常田本人が否定してるので、これを持ち出すのもどうかと思いますが、前倒して4枚目でセルフタイトルアルバム出して解散!はダメですか?!
ミレパは継続!石若駿との新バンド始動!とか見てみたいな…。(とにかくもう井口と関わってほしくない)
これからKing Gnuを聴くとどうしたって「マネスキンで~す」と「ハゲー!」がよぎるのでもう100%気持ち良く楽しめませんが、基本的には好きなバンドなので今後のリリースも楽しみにしています!
最近聴いてる音楽2
前回の続きです。60年代後半から70年代のロックをいろいろ聴いたので、お気に入りを載せていきます。
とりあえず後期ビートルズ。ホワイトアルバムって1時間半もあるんですね…って音楽オタクとは思えない今さら発言ですが、すごいアルバムだ!
Helter SkelterはSiouxsie & The Bansheesのカバーで知った曲。かっこいい曲だな〜と思って調べたら作曲ポール・マッカートニーって書いてあってびっくりした。
これも好き。
はい、次はツェペリンです。バスドラの練習曲としてドラムの先生に勧められたバンドでもあります。
これもまた新しくて衝撃的にかっこいい!やっぱり、誰も聴いたことがないスタイルを発明することが一番偉大だな、と思ったり。
70年代にいきます。70年代は、ロックの全盛期!と言っても間違いないのでは。HR/HMが誕生し、パンク→ポスト・パンクも70年代、デヴィッド・ボウイのグラムロックも、日本でロックが発展したのも70年代。
SPITZ草野マサムネのロック大陸漫遊記というラジオ番組がありまして、70年代ロックをたくさん紹介してくれるので、「ロク漫」経由で好きになった70年代ロックも合わせて紹介していきます。
KISS!ツェペリンを経て聴くと、よりポップでキャッチーな印象。
ブラックサバスは1stが最高。この曲は10分ありますが、6:00辺りからのギターソロにTash Sultanaさんのルーツを1つ発見した気がして興奮しました。
Ten Years Afterっていうブルース系?のバンドもTash Sultanaっぽいギターソロがあった。
ボブ・シーガーという人も良い曲をたくさんリリースしてて今も現役、ルックスもかなり最高w
ボストンはオフコースの元ネタとして知ったけど、かっこいい。ボブ・シーガーさんもだけど、この時代になると「Rock and Roll」という単語が入った曲名が一気に増えた感じ。
ロックが発展していく中で、50年代〜60年代前半、初期のロックが1つのフォーマットとして定着した感じかな。
で、HR/HMの流れで個人的に一番の大発見はThin Lizzyです!伝統的なアイルランドの音楽とハードロックが融合した音楽性は唯一無二でめっちゃかっこいい。
あと、ニール・ヤングのことを思い出して最初から聴いていったのですが、、、
これ、素晴らしいな。洗練されたロックアルバム。以前、有名だからとりあえず聴いたときはぜんぜん良さがわからなかったけど、やっと、感動できた🥲
Fleetwood Macのこの不朽の名作も、さらに好きになりました。
というわけで、それなりにロックへの理解が深まった気がするので、ロックヒストリーを辿るリスニングはいったん終わりにします。
当初の目的であるデヴィッド・ボウイはいま映画をやってるので、観てきます!
また何かリストアップしたくなったら最近聴いてるシリーズを更新します~。
おすすめゴジラ映画
現在Netflixで全作品配信中の「ゴジラ」シリーズ。大体全部観たので、良かった作品をまとめておきます。
「大体全部」と書いたのは、途中あまりのクオリティの低さに何作品か飛ばしたからです。
1. ゴジラ(1954)
https://www.netflix.com/title/60035960?s=i&trkid=13747225
記念すべき1作目。これさえ観ればOKです。戦後間もない時期の作品ということで、ゴジラが"核の恐怖"そのものとして描かれていることや、兵器開発に対する批判が丁寧に盛り込まれているところがポイント。
2. ゴジラ(1984)
https://www.netflix.com/jp/title/80117536?s=i&trkid=13747225&vlang=ja&clip=81362005
1作目のあとにゴジラ映画は14作品公開されましたが、「1954年以来、30年ぶりに再びゴジラが現れた」という形で設定を一新した新シリーズ1作目。特撮のクオリティが上がって、見応えある映像になりました。
3. ゴジラVSビオランテ
https://www.netflix.com/jp/title/70259668?s=i&trkid=13747225&vlang=ja&clip=81354702
新シリーズ2作目。遺伝子組み換えが社会的に問題視されていた時期なのかも、と思うような脚本。ゴジラ映画には珍しく、自衛隊のオペレーションがちゃんと機能してゴジラと戦えているところが本作の魅力。
4. ゴジラVSメカゴジラ
https://www.netflix.com/jp/title/70020236?s=i&trkid=13747225&vlang=ja&clip=81379111
1993年の映画です。1974年の「ゴジラ対メカゴジラ」、2002年の「ゴジラ×メカゴジラ」と間違えないようご注意ください。クソつまらないですが、個人的ゴジラ最高傑作である次作に繋がる要素があるので頑張って観てください。
ポイントは「ジュニア」の存在。恐竜の生き残りが核実験の影響で突然変異してゴジラが生まれた、という設定を本格的に導入。次作で重要な役割を担う恐竜の赤ちゃん「ジュニア」が登場します。
5. ゴジラVSデストロイア
https://www.netflix.com/jp/title/81318385?s=i&trkid=13747225&vlang=ja&clip=81357409
素晴らしい最終回。昭和期は"核兵器"の象徴、平成期の新シリーズでは繰り返し訪れる"自然災害"の象徴としてゴジラを描いてきたシリーズ全体のテーマがこの1作に結実します。観て!
良かったわけではないが、観る価値があるかもしれない2軍。
2-1. モスラ(1961)
https://www.netflix.com/title/70120056?s=i&trkid=13747225
ゴジラの次に有名な東宝怪獣と思われる大きな蛾の初登場作。90年代のモスラ単独作品や、00年代のゴジラ映画でモスラがゲスト出演する際もこの作品が前提となります。環境破壊への警鐘がテーマ。人間パートがあまりにも酷い。
2-2. ゴジラ対ヘドラ
https://www.netflix.com/jp/title/70012280?s=i&trkid=13747225&vlang=ja&clip=81361437
クオリティが低すぎて飛ばした作品って例えばどれ?という回答として。ヤバすぎて逆に名作かもしれない。サントラも一周回ってスゴイ。カルト映画。
2-3. ゴジラ×メカゴジラ
https://www.netflix.com/jp/title/60034374?s=i&trkid=13747225&vlang=ja&clip=81361439
ストーリーは薄っぺらいですが、メカゴジラのデザインが秀逸です。1993年の酷いメカゴジラを観たあとだとなおさらかっこよく感じるのでは。何気にゴジラのデザインもクールでスタイリッシュ。メカゴジラが空中で緊急発進するシーンがめっちゃかっこいい。
以上です。読んでいただき、ありがとうございました。
やる気を失った映画ライター()が選ぶ良い映画5選
最後に記事を書いてから半年以上経ってしまいました。やる気を失った理由はライターになりたいという気持ちがないことに気づいたからです。
映画を観るのは好きですが、映画に関する文章を書くことが好きなわけではないことに気づきました。
ライターを名乗るには鑑賞本数が少なすぎる(知識がない)、という問題点もあります。
この記事は、好きな映画を聞かれたときの回答にちょうど良い映画(勧めやすい映画)をまとめておきたくなったので書きました。
というわけで、以下おすすめです👇
リトル・ミス・サンシャイン
私がどういうタイプの映画が好きか、という説明はこの1作で済みます。
美人コンテスト「リトル・ミス・サンシャイン」の予選を通過した9歳のオリーブが、問題だらけの家族とともに古ぼけたミニバスでコンテスト会場を目指す。
たくさん笑えるロードムービーは最高!話の流れは予定調和ですが、起こるトラブルとか解決方法がどれもちょっと斜め上な感じで楽しい。
登場人物たちがみんなまったく完璧じゃないから共感できるし、絆を深めていく過程が愛おしい。
メメント
スリリングなジャンルの中だとこれ。時系列が乱れた難解なサスペンス。
数分前の記憶を失ってしまう前向性健忘症を患った男が、断片的な記憶と自らの体にタトゥーで刻んだ情報を頼りに、妻を殺した犯人を追いかける。
モノクロとカラーの映像を使い分けて、"過去の記憶"と"現在から遡る記憶"を交錯させながら表現する手法によって、記憶が長続きしない主人公の混乱を疑似体験できるすごい映画です。
頭を使いながら観る映画も楽しい。
CURE
ホラー映画はまだまだ初心者ですが、最も衝撃的に面白かったのがこれです。
首から胸にかけてX字型に切り裂かれた惨殺事件を追う刑事が狂気に陥っていくサイコホラー。
ホラーにもいろいろなジャンルがあり、苦手なものも多いですが、こういう精神が不安になるような恐怖は面白いです。(痛い描写があるもの、不意打ちでビックリさせようとするものは無理😅)
役所広司の演技も凄い。
さよなら、退屈なレオニー
この記事の大本命であり、一番好きな映画です。
カナダの海辺の街で気怠い日々を送る17歳のレオニー。彼女が変わっていく一夏を温かい目線で描いた青春映画。
ずっと観たかった青春映画についに出会えた、と思った作品です。
アメリカのティーンを描いた映画は面白くても共感できないことが多いですが、このカナダの映画は違いました。(セックスもコカインも無いのが良い😌)
ギター講師のスティーブとの関係性も良い。父親のようでもあり、兄のようでもあり、友達でもあり、決して恋愛には発展しないのも重要。
2人にとって良い時間だったんだろうなと思える清々しいラストシーンまで、ずっと温かい空気が流れる素敵な映画です!
ウォーリー
私が好きなSFの要素がすべて無駄なく詰め込まれた作品です。
汚く荒れ果てた29世紀の地球で1人ゴミ処理を続けるロボット「Wall-E」が突如現れた美しいロボット「Eve」に連れられて地球の外へ飛び出す冒険譚。
人類の未来に対して警鐘を鳴らす示唆に富んだストーリーと、ウォーリーとイヴのラブストーリーが綺麗に繋がる見事な脚本!
ロボットたちの豊かな感情表現がかわいい。荒廃した地球やスペースシップのデザイン、スケール感が素晴らしい。エンディングの映像も圧巻。ピクサー最高傑作の1つだと思います。
パワー・オブ・ザ・ドッグ
近年の大傑作といえばこのNetflixオリジナル作品が浮かびます。
威圧的でカリスマ性のある牧場主のフィルが、弟の妻とその息子によって心のうちを乱されていく。
ヒリヒリとした緊張感でマッチョイズムの加害性を描き、"男性性"を問う。メインキャスト皆すごいですが、やはり主演のベネディクト・カンバーバッチの繊細な表現に圧倒されました。
以上です。他に入れるか迷った作品としては「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」「Shall we ダンス?」「スティング」などがあります。
これからもたくさん映画を観ていきたいと思います。読んでいただきありがとうございました。
不満
こんにちは。Galileo Galileiの信者、尾崎雄貴のアンチ、ねおです。
SNSでネガティブなことを言うべきではない、という風潮が生まれて久しいですが、ガリレオが世界で一番好きであるが故にどーしても言わずにいられない不満があるので書きます。
モヤる発言
世界で一番好きなバンドが6年の時を経て再始動してしまいました。個人的にはいろいろと不安要素しかない再始動ですが、再始動後のインタビューの中にファンとして見過ごせない文章がありました。
なんでこういうこと言うんですかね。「僕らのファンベース」に私は入っていないんだな〜と思いました。The CureもThe 1975もガリレオを通して知ったんだけど。私だけではなく、洋楽カバーのコメント欄には「ガリレオきっかけに海外の音楽を聴くようになりました」って人たくさんいるけど。コメント欄読んだことないのかな?
ファンを突き放す、というかファンに冷たいこと言いますよね。たまに。
ライブ追加公演決めましたが
— Yuuki Ozaki (Galileo Galilei🐋/Warbear🧸/BBHF🌕/) (@yuuki_ozaki) 2022年9月3日
どちらもちょっとずつ違うことをやろうと思ってるし 箱の雰囲気も違うので
ぜひ両方来てくれたら嬉しいです🧸
ユニット懐かしい…
最近だとこれ。チケット取れなくて悲しんでる人がたくさんいるのに、そのための追加公演なのに、こんなこと言われたらますます取れなかったことを残念に思うだけでしょ。
忘れられないのが、BBHFのBack to the FutureというライブのMC。佐孝さん脱退後初のライブで、ファンを心配させたくないという意図なんだろうけど、「バンドが今いい状態だ」ということを繰り返し言ってて、まるで"悪い状態だった"みたいに聞こえて本当に悲しくなった。
他に言い方あったんじゃないか。
セトリが微妙
よく覚えてるのがwarbear初ライブで、1曲目にガリレオの曲をやられてかなり困惑しました。そのあとも「曲のストックがないから」と言ってガリレオの曲を数曲やってました。
Sea and The Darknessのツアーに行けなかったので、「ゴースト」「鳥と鳥」など聴けて正直嬉しい気持ちもあったけど、それならなぜあんな切迫した想いでガリレオを終了したんだ?と思いました。それでwarbearの「罪の国」はやらない、という意図が未だにわからない。
ガリレオの武道館ライブも1曲目は絶対に「管制塔」が正解だとずっと思ってます…。1曲目が「管制塔」ならもっと爆発的に盛り上がるライブになっていたはず。少なくとも「クライマー」は、ない。
良かったセトリを挙げておくと、2015年のBroken Towerツアーは本当に素晴らしかったです。見てください。いつ見ても完璧なセトリだ。
再始動
佐孝さんがいないならガリレオを名乗らないでほしいです。ガリレオの結成メンバーで、BBHFでも長く一緒に続けてて、その佐孝さんがいないGalileo Galileiって今のBBHFと何が違うのか誰か説明できる?
Daikiさんがいないのもひどいと思った。旧ガリレオ時代からずっと支えてくれた人なのに。インスタのフォローを外したとか戻ったとかゴタゴタあって、実際の心情は分からないけど、Daikiさんの立場で今回の再始動を見たら"切り捨てられた"と受け止められても仕方ないと思う。
ガリレオ終了後の活動が思ったほどうまくいかないから、ガリレオのネームバリューを利用するために再始動したのでは?と思わずにはいられない。
再始動のニュースはTwitterで1万RT超えてて、それは期待通りかもしれないけど、「管制塔」「夏空」を求める反応が少なくない。ガリレオは、ファンが求める音楽と自分たちが表現したい音楽にギャップが生まれたからバンドを終了したはず。また同じことを繰り返さないか心配です。
あとカバー曲の選曲。旧ガリレオ時代のカバー曲も、BBHFでNew OrderやThe xxをカバーしたのも、すごくこだわりを感じて好きだったんだけど、最近はコールドプレイエドシーランスピッツ羊文学なにわ男子だよ…。
提案
尾崎雄貴のすべての音楽活動をOuchi Daisuki Clubという名義に一本化するのはどうでしょうか。
バンドの編成もフレキシブルにして。Daikiさんがいてもいなくても、兄弟だけでもソロでも大所帯でも、すべてOuchi Daisuki Club。ガリレオ時代の曲も新曲もOuchi Daisuki Clubの名の下にやる。その都度メンバーが集まったり入れ替わったり。どうですか?
この編成でwarbearを名乗るなら何がGalileo Galileiなのか私にはもうわからないよ…。
「きっと今ぼくはおかしいんだろう そのおかしさを君は信じてくれるかな」
という歌詞を聴いてから8年くらいずっと信じてきたつもりです。今もずっとおかしいままに見えますが、これからもGalileo Galileiは世界で一番好きなバンドなので、文句を言いながら聴き続けるしかない、と思っています。
ディズニー「美女と野獣」「塔の上のラプンツェル」がスゴイ!
以前インスタにも投稿した実写版「美女と野獣」がスゴイ!という話と、「塔の上のラプンツェル」及び後日譚の「ラプンツェル・ザ・シリーズ」がスゴイ!という話を日記にまとめようと思います。
美女と野獣
呪いによって醜い野獣の姿に変えられた王様が、ベルという女性に「真に愛される」ことによって呪いが解けて人間の姿に戻るお話。
「人を外見で判断してはいけません」という定番の題材ですが、ルッキズムへのアンチテーゼが大きなテーマとも言えます。「有害な男らしさ」も重要なキーワードです。
ぜひアニメ版と実写版両方とも観てほしいのですが、実写版では野獣の姿に変えられる前の王様に言及しました。
「子供の頃母上が亡くなって、無慈悲な父上が優しかった坊っちゃまを…あのようにお育てに」というポット夫人のセリフが追加され、王様の設定が掘り下げられました。
「有害な男らしさ」を身につけなければ生きていけない環境に置かれていた野獣もまた家父長制の被害者だった、ということです。
「呪い」という言葉の意味も変わってきます。野獣に変えられる以前に「男らしさの呪い」がかけられていたということです。"野獣の姿"それ自体が「有害な男らしさ」に基づく加害性の象徴と見ることもできます。
また、実写版で追加された野獣のソロ曲「Evermore」が素晴らしいです。この曲によって野獣の内面の美しさやガストンとの対称性が強調されるのです。
ベルについては、92年のアニメ版の時点でディズニープリンセスとしては革新的なキャラクターだったと思います。
「女がそんなに本を読んでどうするんだ」と男から茶化されても耳を貸さない、王子様との出会いに憧れていないどころか誰かと結婚しようという気すらない。
まぁ最終的には結婚するし、直接危害を加えられたわけではないとはいえ、あんな状況でよく野獣を好きになれるよな、、とは思うものの、「呪いを解く鍵になるかもしれない女」という扱いから、「共に文学を楽しむ対等な人間」として接するように変わる過程がちゃんと描かれてるので、ベルが主体的に結婚を選んだことにも説得力があると思います。
アニメ版のこのシーンにベルの人となりが凝縮されていて、とてもお気に入り
なので、この映画の悪役であるガストンが「有害な男らしさ」を煮詰めたような人物なのは作品として筋が通っていて良いです。
このあたりは実写版でガストンの毒気がごっそり減った感じがするので、ぜひアニメ版も観てください。
アニメ版だとガストンが「本を読んで賢くなると女は不幸になる」とベルに言い放つシーンがありますが、野獣と対極の存在であることがよく表れていて良いですね。
「美女と野獣」は、
- 家父長制によって男らしさの呪いがかけられ自尊心を失った男
- 知識を身につけて男社会をサバイブする女
- マッチョイズムの権化のような男
の三角関係となっているところがスゴイと思いました。
塔の上のラプンツェル
傷を癒す魔法の髪を目当てに誘拐され、18年間塔に閉じ込められて育てられた王女が、自分の出自を知って王国へ帰還するまでを描いた映画「塔の上のラプンツェル」。ラプンツェルが魔法のルーツを辿る旅に出て、太古の悪魔との戦いに身を投じていくTVシリーズ「ラプンツェル・ザ・シリーズ」。
画期的な新時代のプリンセス像を確立した作品だと思います。武闘派のプリンセスで、王子様ポジションのユージーンとは対等に協力し合う関係です。
むしろ男性が献身的にサポートする立場に近く、最後も命の危機に陥った王子様をプリンセスが救うという、従来の男女観を逆転させた構図が見られます。
ユージーンの人物像はディズニーの女性スタッフが"理想の男性"について徹底的に議論して生み出したものです(通称「ホット・マン会議」😂)。このエピソードも、男性の理想を具現化した女性キャラクターが数多く作られてきた過去に対するカウンターとして面白いです。
「ラプンツェル・ザ・シリーズ」は各キャラクターを深掘りすることがメインで、3クールもあり正直かなり中だるみしますが、ラプンツェルが好きなら観る価値ありです。
ラプンツェル ザ・シリーズを視聴 | Disney+(ディズニープラス)
TVシリーズからカサンドラという侍女が新たに登場します。近衛隊長の養子で、ラプンツェルの護衛兼お世話係兼友達という感じで重要なキャラクターです。
ラプンツェルにとって初めての同性の友達であり、旅の中でお互いの欠点を知ってぶつかったり、協力して敵を倒したり、親密な関係性が描かれていくのですが、シリーズ終盤に予想外なシーンがありました。
ラプンツェルのカサンドラに対する感情が恋愛感情であると読み取れる曲とセリフがあるのです。
ラプンツェルのソロ曲「I'd Give Anything」は、自身の境遇に対するコンプレックスからラプンツェルたちと敵対することになったカサンドラに対する気持ちを歌った曲です。
決定的な言葉があるわけではないですが、歌詞の節々から、この曲が流れるときの映像表現から、ラプンツェルはカサンドラに恋愛感情を抱いていた(あるいはこのとき自分の感情が恋愛感情だと気づいた)と受け取りました。
王国から旅立つカサンドラを見送るシーンでは、お互いに「I Love You」と言っています。日本語吹替は「大好きよ」になっていて、また同性愛要素を薄める邦訳か。。。「愛してる」と言わせても良かったのでは。。。と何とも言えない気持ちになりました。
が、ラプンツェルがバイセクシャルである可能性が示唆されたのは本当にスゴイことで、ラプンツェルのドレスの色(コンセプトカラー)が紫であることにも大きな意味があるような気がしてきます。
「塔の上のラプンツェル」は、
プリンセスシリーズの様式美を踏襲することと、伝統を打ち破ることを両立しているところがスゴイと思いました。